さて、私は、急きょ、東松山、です。丸木原爆記念館での「開館記念ー東日本大震災支援イベント」。ひとつは、昨年この会場でお聴きした谷川賢作さんのお仲間の出演、そしてヘンデル「メサイヤ」での合唱団仲間が出演、さらに大川小の犠牲者の父親の講演、と3つの理由に加え、個人的にモンゴル音楽や、能への興味が加わって、チェロ・レッスンをキャンセル、です。
特に、ここでは大川小と「和光3・11」のつながりをお教えします。
昨年3月「和光3・11」は石巻市民交響楽団と石巻合唱連盟有志を遠路、お招きし、「カンタータ大いなる故郷石巻」第4楽章を首都圏メンバーとともに演奏し、会場満席で大きな感動を頂きました。その指揮をされた佐々木克仁さんは、大川小出身。そして、今年3月の「和光3・11」では、和光市立大和中中学生や保護者らが、大川小の悲劇をテーマにした絵本を朗読、会場はすすり泣きがあちこちで聞こえました。
そして、いつか、この方のお話を「和光3・11でも」と思っていたのが、佐藤さん。2021年までは続ける「和光3・11」。いずれ、と。
丸木美術館での「開演49周年ー東日本日本大震災での「命の重さ」を未来にー」イベントがあり、第1部では、まさに「子供の日」に、大川小74人(だけでなく教師10人、だけでなく地区の数百人)の児童の悲劇からの教訓を学び、3・11語の被災地で作られた曲を聴き、または会場いっぱいに書かれた丸木夫妻の「原爆・アウシュビッツ・中国人虐殺・公害・三里塚」などの犠牲者や被害者の無念と生命の尊さの表現に相応しい能や、モンゴルの歌なども披露されました。また、第2部では、今年1月に亡くなった高名な美術評論家で、丸木夫妻の絵をもって全国に知らしめた、ヨシダ ヨシエさんを忍ぶ講演や合唱。大変有意義でした。表現の多様さ、そして、そのインパクトの強さに改めて、「和光3・11」でのイベント企画の様々な可能性も感じました。まずは、来年は開館、50周年。子供の日は空けておきます。